ポケモンカードの高額カードの代表格とも言われる「がんばリーリエ」をご存知でしょうか。
2017年10月発売のハイクラスパック 「GXバトルブースト」 に収録されたリーリエのSR(スーパーレア)カードで、現在では相場が100万円を超えるような超高額カードとして有名です。
本記事では、この「がんばリーリエ」とは何なのか、その市場価格や高額になる理由について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
がんばリーリエとは何か?収録パックとカードの概要
がんばリーリエとは、2017年10月20日に発売されたハイクラスパック「GXバトルブースト」に収録されたリーリエのSRカードの通称です。
リーリエは『ポケットモンスター サン&ムーン』シリーズに登場する主要キャラクターで、物語前半では大きな帽子を被った内気な性格でした。しかし物語を通じて成長し、自信に満ちた姿へと成長します。
その物語後半の成長したリーリエの姿を描いた新規イラスト版カードが「がんばリーリエ」と呼ばれているのです。
カード名自体は通常の「リーリエ」ですが、ファンの間で「がんばリーリエ」という愛称が定着しています。
イラストは人気イラストレーターのさいとうなおき氏が担当しており、明るい背景に笑顔のリーリエが描かれた魅力的なデザインです。
このカードは拡張パック「コレクションムーン」で登場した通称「帽子リーリエ」の再録版にあたり、新規イラストで描き下ろされたことで特別感が高まっています。
がんばリーリエの現在の市場価格と相場
「がんばリーリエ」のカードの現在価格は驚くほど高額です。

例えば2026年1月時点の国内市場では、美品~未使用レベルのシングルカードの販売価格が約130万円前後、またPSA10なら260万円前後にも達しています。

実際、大手カードショップでPSA10が228万円で販売され即完売した例も確認されています。
「がんばリーリエ」に関しては、PSA10なら未鑑定品のおよそ2倍近い価格になる傾向があり、このカードの希少性とコレクター人気の高さを物語っています。


また、「がんばリーリエ」は日本語版以外のカードも存在します。英語版(Ultra Prism収録のLillie SR)や中国語版など海外版カードもありますが、日本語版ほどの高値にはなっていません。
がんばリーリエの価格が高いのはなぜ?6つの主な理由
「がんばリーリエ」がこれほどまで高額カードになっている背景には、いくつかの要因があります。その主な理由をまとめると以下の6点です。
- 収録パックが既に絶版で入手困難
- 発売当時の生産数が少なく流通量が希少
- 人気イラストレーター描き下ろしの魅力的なイラスト
- 女性トレーナーのSRカードは高騰しやすい傾向
- キャラクター「リーリエ」自体の人気が非常に高い
- PSA鑑定によるプレミア価値の上乗せ(鑑定品への需要)
それでは、これらの理由について順番に詳しく見ていきましょう。
理由1:収録パックが絶版で入手できない

「がんばリーリエ」が封入されていたGXバトルブースト自体が既に生産・販売終了(絶版)となっています。
発売元から追加生産される見込みがないため、定価でパックを買って自引きすることは不可能です。
未開封BOXですら二次流通では100万円以上の価格で取引されており、パック自体が極めて入手困難になっています。パック入手が難しければ、当然シングルカードの希少価値も上昇します。
理由2:発売当時の流通数が少なく希少
収録パックが発売された2017年当時、ポケモンカードゲームは現在ほどの爆発的な人気ではありませんでした。
そのため生産数も抑えられており、現在と比べて市場に出回ったカードの枚数自体が非常に少ないのです。当時はパックを買う人自体が少なく、「がんばリーリエ」を含むSRカードの存在も今ほど注目されていませんでした。
その後2021年前後からのポケカブームで欲しがる人が急増しましたが、元々の絶対数が少ないために需給バランスが崩れ、価格が急騰したと考えられます。
理由3:さいとうなおき氏がイラストを担当
がんばリーリエのイラストを手がけたさいとうなおき氏はポケカ界隈で高い人気を誇るイラストレーターです。
リーリエの可愛らしさを引き立てつつ、色とりどりの背景が煌びやかに描かれたデザインは、多くのポケカファンを魅了しました。

イラストの魅力そのものがカードの付加価値を高めており、同氏がイラストを担当した他のカード(例:「ルチア」「かんこうきゃく」「シャイニーマリィ」など)も軒並み高騰しています。
「イラストが好きだから高くても手に入れたい」というコレクター心理が働く点も、高価格の一因です。
理由4:女性トレーナーレアカードは高騰する傾向
ポケカには、女性トレーナーを描いたレアカードが高騰しやすいという傾向があります。
これはいわゆる「ワイフカード」とも呼ばれる現象で、美少女キャラクターのカードはコレクター需要が特に高いためです。
事実、「がんばリーリエ」に限らず前述の「ルチア」さらに最近では「ナンジャモ」のSARカードなど、女性トレーナーのカードがそのパックのトップレア(最高額カード)になるケースが続出しました。
この傾向により「女性トレーナーのカードは値上がりしやすい=高く売れる」という認識も広まり、転売・投資目的の需要も高まって価格を押し上げている側面があります。
理由5:キャラクター「リーリエ」自体の圧倒的人気

リーリエというキャラクターそのものの人気も、価格高騰の大きな理由です。リーリエは歴代ポケモンシリーズの女性キャラクターの中でもトップクラスの人気を誇ります。
ゲーム内での活躍やストーリー上の成長、可愛らしい容姿などからファンが非常に多く、関連グッズも多数出ています。
カードゲームにおいてもリーリエのカードは特別視される傾向が強く、先述の女性トレーナー高騰の中でも群を抜いて需要が高いキャラのカードであることが、「がんばリーリエ」が他のカード以上に高値で取引される所以と言えるでしょう。
理由6:PSA鑑定によるプレミア価値とコレクター需要
近年のポケモンカード高騰の背景には、PSA鑑定サービスの普及とコレクター市場の拡大もあります。

PSA鑑定とはカードを専門機関に送り評価(グレーディング)してもらうサービスで、最高評価の「PSA10」に認定されたカードは「状態が完璧」であることのお墨付きとなります。
そのため、PSA10評価のカードには未鑑定品以上のプレミアが付きやすく、がんばリーリエも例に漏れずPSA10の価格は未鑑定品より高値になっています。
鑑定料や手間をかけてもコレクターが「最高品質」を求める傾向が強まっており、「PSA10のがんばリーリエをコレクションしたい」という需要がさらなる価格上昇を招いている面もあるでしょう。
特に数量の少ない古いカードだけにPSA10は希少で、2023年~2025年にかけて二次流通市場で数百万円台の取引が相次いだことも価格の指標を押し上げています。
高すぎて買えない?入手するための方法や注意点
以上のような理由から、「がんばリーリエ」は現在数あるポケカの中でもトップクラスに高額な1枚です。
ここまで値段が高いと、一般のコレクターはなかなか手が出せません。収録パックも入手困難で、自力で引き当てることも現実的ではない状況です。
それでも「がんばリーリエが欲しい!」という場合、シングルカードを購入する以外の選択肢として「オンラインオリパ」で当てにいく方法もあります。

オリパとは「オリジナルパック」の略で、公式メーカーから販売されるパックとは違い、カードショップや企業などがオリジナルで制作するパック商品です。
実際、オンラインオリパ情報サイトのオリパGメンによれば、いくつかのオリパサービスで当たり賞品に「がんばリーリエ」が封入されているケースが報告されています。
下記記事にて「がんばリーリエ」を狙えるオンラインオリパサイトについても詳しく解説されているので、併せて参考にしてみてください。
がんばリーリエの値段や入ってるパックは?なぜ高い?最新相場やおすすめの買い方も紹介
運試しにはなりますが、数千円程度のくじで高額カードを狙えるチャンスがある点は魅力でしょう。
ただしオリパはハズレも多く基本的にギャンブル性が高いため、利用する際は信頼できるサービスを選び、無理のない範囲で楽しむことが大切です。
まとめ
「がんばリーリエ」はカードそのものの魅力と希少性、そして市場の需要が重なり合って生まれた超高額カードです。
初心者の方はまず「こういうカードも存在するんだ」と話のタネに楽しみつつ、いつか手に入れる機会があるなら十分に情報収集してから行動すると良いでしょう。
ポケモンカードはコレクション性が高く奥が深いですが、その中でもがんばリーリエは伝説的な1枚として、これからも語り継がれていくに違いありません。